頭痛の全ては偏頭痛じゃないし、温めるのはNGですよ!! | すざく鍼灸整骨院 院長のブログ|福岡 博多 太宰府の自費治療院

こんにちは!

太宰府市 朱雀(朱雀大路交差点)のすざく鍼灸整骨院 院長の赤星です。

 

 

最近、太宰府市の気温も20℃どころか15℃越えるかどうかという気温になってきて、朝と夜だけではなく昼間も寒さを感じてきました。

もう冬や年末を感じずにはいられませんね。

 

年末はクリスマスやお正月などお楽しみイベント目白押しですが、12月は師も走り出すほど忙しくなるため「師走」とも言います。これから年末はお仕事が忙しくなって、ストレスになる方もたくさんおられるかと思います。

ストレスがかかると、悩まされる症状の1つとして『頭痛』が挙げられます。

 

今回は、「偏頭痛が痛むメカニズムと対処法」について、書いていきます。

これを読むことで、偏頭痛を正しく対処できるようになり、悪化することを防ぐ事ができます。対処法を間違ってしまうと偏頭痛を悪化させてしまいますし、間違えてしまっている方が多いように感じます。

 

「頭痛 = 偏頭痛」と捉える方も多く、肩こりからくる頭痛もストレスからくる頭痛も何でも同じと考えてしまいがちです。そして、「肩こりは温めるもの」として、お風呂やホッとパックで温める方もいます。

もちろん、温めて改善させる場合もあるのですが、必ずしもではないので温めて頭痛が悪化する可能性も大いにあります。

 

 

全てが「頭痛 = 偏頭痛ではない」

よく「私、偏頭痛持ちで・・・」なんて会話を耳にするかと思います。確かに偏頭痛は痛みも強く、悩みのタネになっている方も少なくありません。ただ、全ての頭痛 = 偏頭痛ではない事だけは覚えておきましょう。

 

実が頭痛にも種類があり

‣日常的に起こる頭痛 風邪や二日酔いで起こる頭痛。原因が解消されれば自然と治る日常的な頭痛。
‣慢性頭痛 「コレだ」という原因もなく、いつの間にか慢性化して何度も痛みを起こす頭痛。

・緊張性頭痛
・偏頭痛
・群発頭痛

大きくはこの3つに分けられる。

‣命に関わる危険な頭痛 くも膜下出血や脳(内)出血など命の危機がある。
急に貴族バットで殴られたような強い痛みが発生することが多い。

一言で頭痛と言ってもこのような分類ができます。

 

日常的に起こる頭痛は、風邪が治る、お酒が抜ける、など原因がなくなってしまえば勝手に治ってしまう頭痛で何も心配はありません。

 

慢性頭痛は頭痛全体の8割がここに該当します。何か思い当たる原因や病気は特になく、気付いたときには頭痛になっていたという人も少なくありません。しかし、特定の病気や原因がないとしても頭痛自体は治療の対象になります。

 

急にガツンと痛むような頭痛、痛みが徐々に増してくる頭痛の場合は、命に関わる可能性があるのですぐに病院で精密検査を受ける必要があります。

 

 

偏頭痛とは

偏頭痛の痛み方

偏頭痛は月に1~2回、多い人で週に1~2回も痛みが発生する頭痛で、痛み方は「ズキンズキン」又は「ガンガン」と心臓の鼓動に合わせて、脈打つような痛みが4~72時間続きます。

痛みは片側に起きることが多いのですが、痛みのピークになると吐き気や嘔吐を伴うことも多いため、仕事や家事が全然できずに寝込んでしまうこともあります。偏頭痛は動くと痛みが悪化してしまい、ジッと横になると痛みが和らぎます。

しかし、痛みが激しい時には横になっていたとしても、少しだけ頭を動かして傾けたり、姿勢を変えただけでも痛みが増してしまいます。

 

普段では気にならないような光、音、匂いがうっとおしく感じることもあるので、それも頭痛に拍車をかけます。

 

また、偏頭痛は前兆のある頭痛としても知られています。

目の前にカメラのフラッシュのように光がチカチカ現れ、視野の片側や中心が見えにくくなることがあります。見えにくくなるだけではなく、万華鏡の模様のように光が変化する場合もあります。

これを「閃輝暗点」と言い、偏頭痛が起こる前兆としては1番ポピュラーなものです。

 

なぜ偏頭痛は痛むのか?

脳の血管に何らかの原因で血液が急激に送り込まれると血管が拡張し、周囲を取り巻いている三叉神経が圧迫されてしまいます。三叉神経が圧迫されると神経ペプチドと呼ばれる「痛みのもと」が放出され、炎症が起きてしまいます。

体は炎症が起きているので、たくさんの血液を送り込んで治癒させたいのですが、血液が送り込まれれば送り込まれるほど血管は拡張し、三叉神経は刺激されて痛みが増幅するという悪循環に陥ります。

偏頭痛の場合は、「痛み」として大脳に認識される途中で、脳の後ろや横側にある視覚、聴覚、嗅覚を司る部分に刺激を与えるため、普段気にならない光、音、匂いに敏感になって気になるようになります。

また、吐き気を司る嘔吐中枢にも刺激が伝わるので、吐き気だけではなく嘔吐も随伴症状として現れます。

 

血管が拡張する原因に血流の増加だけでなく、「セロトニン」というホルモンが関係していると考えられています。セロトニンは過度のストレスを受けると、血小板(血液の中にあり、血を固める効果を持つ成分)からセロトニンが放出されて、脳の血管が収縮します。

そのストレスから解放されると、時間の経過とともにセロトニンは分解・排出されて減少していきます。収縮していた血管はセロトニンが排出されたことにより、反動で急激に拡張することで、三叉神経を刺激して頭痛が起こります。

 

偏頭痛は痛みの刺激がさらに刺激を呼び痛みを増幅させる頭痛なので、痛みが出始めた早い段階で対処することが大切です。

 

 

偏頭痛の対処法

偏頭痛が起きた時は『暗い静かな場所で横になって休む!!』これが1番簡単にできる対処法です。

休む時は光や音はできるだけ避けるために、カーテンをして真っ暗の中で静かに休みましょう。休む時は冷却シートや氷まくらなど、頭痛で痛む部分や首、肩周りを冷やすと血管が収縮されて痛みが和らぎます。

横になれない場合は、椅子に座って安静にしているだけでも効果があります。

 

ツボで改善する

偏頭痛に効果的なツボがありますので、ご紹介します。

 

完骨
耳の後ろにある骨の出っ張りの下の部分から、指1本分ほど上に位置します。

天容
下あごをたどって行った角の下にあります。完骨の下に位置します。

 

 

まとめ

「頭痛 = 偏頭痛」というわけではなく、頭痛にはいくつもの種類やタイプがあり、それぞれによって対処法が異なります。正しく対処しないと痛みを悪化させる可能性は十分にあるので、自分の頭痛がどのような種類とタイプか見極める必要があります。

頭痛の発作が出たからと、何でも温めようとしないでください。偏頭痛に関しては、温めれば痛みは悪化しやすくなります。

 

‣自分の頭痛のタイプが分からない
‣偏頭痛のせいで休日楽しめていない
‣いつ頭痛が来るか分からなくて怖い

 

このような方は、ぜひ「すざく鍼灸整骨院」にご相談ください。

当院では、東洋医学をベースに細くて痛くない鍼を使用して偏頭痛の治療にあたらせていただいています。

安心して治療をお任せください。

 

 

柔道整復師・鍼灸師
赤星秀一  監修

 

すざく鍼灸整骨院

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