こんにちは!
太宰府市 朱雀(朱雀大路交差点)のすざく鍼灸整骨院 院長の赤星です。
皆さんは1度は耳にしたことがあるであろう「ギックリ腰」
ギックリ腰も痛くても歩ける軽度のものから、立ち上がることさえできない重度のもなど差があります。
ギックリ腰には、なったことがある人にしか分からない痛みというものがあります。実は私も19歳のこの季節にギックリ腰をやってしまい、泣きたくなったことがあります。
私がギックリ腰を起こした19歳の頃はこの業界のことも知らず、むしろ整骨院させ知らないようなときでした。
今はギックリ腰について学び・治療させていただいているので、対処法も分かりますが、当時は何も知りませんでした。
そんな、体験談を記事にさせて頂きました。
ギックリ腰の原因
当時、宮崎県の延岡市に住んでいた私は体重が130㎏超えていました。
おデブな私は地元で有名なお好み焼き屋さんへ。ここはおばちゃん1人でやっており、ひっくり返すときに上に高く放るのが面白いとの事で来店。
噂通り、ひっくり返すときに高く舞い上がったお好み焼きを見上げて、腰~脚に電気が走りました。
最初は「ん?なんかビリっとした??」と思いながら、お好み焼きを完食!!
この時は何の症状もなし。
5mほど先の駐車場に停めてある車に向かう途中、一歩一歩、歩くごとに腰の痛みが増大。車に到着する頃には冷や汗ダラダラ。
何ともあほらしい原因ですが、めでたくギックリ腰になりました。
今考えると130㎏もの体重があったせいで腰にはかなりの負担だったと思います。肥満の人や妊婦さんは、お腹が大きいので腰を反ってガニ股で歩く傾向にあり、姿勢が崩れ腰にかかる負担が大幅に増大します。
太りやすい人が腰を壊しやすい大きな要因の1つですね。
ギックリ腰の生活
家に何となく到着した私は、ひどいギックリ腰だったので全然動けませんでした。(ちなみに、私の地元は熊本なので1人暮らしのアパートです)
翌日も痛みが全然引いておらず、横になりっぱなし。寝返りを打とうものなら絶叫してしまう痛さ。
「もう泣こうかな?」と思うくらい気分は下がりっぱなし。
しかし、デブの悲しいところで、こんな状況でもお腹が空くのです。
自分で作ることなんてできないので宅配ピザに電話。「今混んでるので40分ほどかかります」とのことでしたが、お願いしました。
電話した直後から、痛みに耐えながらゆっくりゆっくりベッドから降りて、時に悶絶しながら財布を持ってほふく前進で玄関に移動。
何もなければ5秒でできることですが、ここまで30分以上。
ピンポーンとインターホンが鳴り「開けてくださーい」と声をかけると
ピザ屋の若い兄ちゃんが扉を開けて「失礼しまー・・どうしたんすか??」と驚きの声。
130㎏のデブが玄関にうつ伏せでいたら誰でも驚きます!!
「ちょっと、腰を痛めまして」とふにゃら笑いの私と、「そうすか」と半笑いの兄ちゃん。
「ここからお金を」と財布を手渡して、会計をしてもらい「ピザ・・どう・しま・・す?」と笑いをこらえながら聞いてくる兄ちゃんに「背中に置いてください」とお願い。
「財布どうします?」の質問に「ピザの上に置いてください」とお願い。
両手が塞がってたらほふく前進ができないからです。
「マジでイイすか?置きますよ」と置いてもらいましたが、顔は見えてなくても声は完全に笑っていました。店に帰ったらバイトメンバー同士のネタにされたことでしょう。
背中にピザの温もりを感じながら、ベッドまで30分かけさっき来た道を戻り冷めてカチカチになりかけのピザを食べて、本日2回目の「もう泣こうかな?」という思いが・・・・
トイレはもっと大変で、もよおしてトイレに向かっては間に合いません。
「これ40分くらい経ったらトイレしたくなるぞ」となった時にはトイレに向かいます。
ほふく前進でトイレに向かい、便座を手すりにして立ち上がるのですが、これが痛いのなんの!!!
「いった~~~~~」と痛みと怒りに震えながら何とかシットダウン。
左右の壁に手を付きながら、運命の時まで待ちます。
ちょっと汚い話しでしたが、大きい方をした場合はベッドに戻ってくるまで1時間半かかります。
私のギックリ腰の状態を聞きつけた友達が数人、家に来てくれました。
最初、心配で来てくれてた友達も「コレだけ集まったし酒飲もうや」と、まさかの我が家で宴会が始まりました。
(当時は大学生であれば酒を飲んでも怒られなかったし、10年以上前のことなので時効ということで(笑))
一応、気を遣ってくれたのか、横になっている私の目の前には少しずつ分けてくれたお菓子とストローに刺された缶ビールを置いてくれました。
2時間ほど経つとまぁまぁ皆できあがってきましたが、私は笑ったり・咳をするだけで痛いし、横になっているので全然飲めないので酔ってません。
そんな中、友達の1人が「気合で動いたら赤星治んじゃね?」と言い出しました。
それからは「気合いだ!」だの「自分に負けるな」だの「諦めないで!!」だの言いたい放題。
みんな面白がり、「痛い痛い痛い!!無理無理!!!」と連呼する私を無視して、130㎏ある体を4~5人で支えながら部屋の中を歩かされました。
「お前らマジで治ったら覚えておけよ」と言いつつ、不思議なことに歩いて一時したら、若干痛みがましになった気がしました。
実は「ギックリ腰(急性腰痛)は1~2日以上の安静はかえって回復を遅らせる」と科学的に証明されています。
これはギックリに関わらず、余程ひどい症状でない場合は動かした方が良いものなのです。
友達がそのことを知っているわけもありませんが、結果、良かったのかもしれません。
こうして私の魔の2日間は終わりを告げ、3日目からは痛いながらも何とか動けるようになりました。
あんな思いは2度とごめんです。
今なら、ひどいギックリ腰でもある程度回復できるくらいにの治療と対処法くらいはできます。
しかし、当時は何も知らなかったので対処法すら分からず、回復を遅らせていました。
「ギックリ腰の痛みで動けない」「近しい人が困っている」
このような場合はすざく鍼灸整骨院にご相談ください。
きっと早期に回復にお役に立てることでしょう。
すざく鍼灸整骨院
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