こんにちは!
太宰府市 朱雀(朱雀大路交差点)のすざく鍼灸整骨院 院長の赤星です。
もう10月も終わりですね!!
私は奥さんの実家で正月を過ごさせてもらって、自宅に帰ったら「笑ってはいけないシリーズ」を妻と観るのが恒例となっています。
あれから10ヶ月!!
逆に言えば、あと2ヶ月で恒例が来ます。30歳過ぎると月日が経つのが倍くらいのスピードに感じます(笑)
さてさて今回は、「膝に水が溜まる原因と抜くとクセになると言われる理由」について、書いていきます。
これを読むことで、膝に水が溜まる原因とクセになると思い込んでしまった理由を知ることができます。
「膝の水を抜くとクセになる」というのは、都市伝説みたいなもので原因は他にあります。
一昔前は「膝の水はすぐに抜くべき」という意見と「膝の水は抜けばクセになる」という意見がありましたが、結果的に「膝の水は何度溜まってもすぐに抜く!」ということが当たり前になりました。
「歳だから仕方ない」と諦めていらっしゃる方も多いのですが、膝に水が溜まる原因やクセになると言われるようになった理由さえ分かれば、膝に水が溜まった際も諦めることなく、クセになることもなくなります。
膝の水ってそもそも何?
「膝に水が溜まるって言うけれど、そもそも水ってなんなの?」という質問を受けたりします。
膝関節の周りは関節包という膜に覆われています。長時間歩いたり、重い物を持ったり、オーバーユース(使い過ぎ)などで膝に負担がかかり続けると軟骨がすり減り、削りカスとなって関節包の内側にある滑膜という膜に炎症を引き起こしてしまいます。
実はこの滑膜が、膝の関節内の炎症を抑えるために関節液という液体を生成します。この関節液こそが一般的に言われる膝関節に溜まる「水」になります。
例えると
炎症 = 火事
滑膜 = 消防車
関節液 = 放水された水
このように考えて頂くと分かりやすいと思います。
実際の火事では火を消すために、消防車からドンドン放水して火を消そうとしますよね。それと一緒で炎症を抑えるために、滑膜は関節液をドンドン生成しなくてはなりません。
じゃあ、この関節液は悪いものなの?という疑問が出てくるかもしれませんが、それは違います!!
元々、関節内には関節液が常に充満しており、関節内に酸素や栄養を与えたり、潤滑油のような役割を果たして生成と吸収を繰り返しています。しかし、膝の関節内に炎症が起きてしまうと炎症を抑えようと、滑膜は関節液をいつも以上に多く生成し吸収が追いつかなくなることで関節内に溜まっていきます。
この関節液が吸収されずに溜まると、膝が腫れ上がったように見えます。
勘違いしてはいけないのは、関節内に水が溜まったから痛みが出たのではなく単なる結果に過ぎないということです。膝に負担がかかり炎症が起きることで痛みが出ています。ということは、炎症を抑えない限りは痛みは続いていきます。
痛みの種類としては、一次的な痛みと二次的な痛みでは少し違ってきます。
一次的な痛みとは、膝関節の炎症によって引き起こす痛みのことで、膝関節の周りが腫れていなくても痛む場合があります。
二次的な痛みとは、水が溜まって腫れたことで起こる痛みのことです。大量の関節液(水)が関節内に溜まり、関節包を圧迫し続けることで発生します。鋭いズキンとした痛みよりも、重だるさやパンパンに張った感じ(膨満感)を感じます。
水を抜くとクセになる?
膝に水が溜まる原因は、膝の関節内で起きる炎症だということは分かって頂けたと思います。
では、膝の水は抜けばクセになるかどうか?ってお話しですが、水を抜くからってクセになるわけではありません。
膝の関節内に関節液(水)が溜まるのは、関節内に炎症が起きたからです。炎症を治さずに水だけ抜いてしまうと一時的にはスッキリするかもしれませんが、炎症が治っていないので、また滑膜は関節液を大量に生成し始めます。
すると、膝の関節は再び関節液でいっぱいになります。
原因である炎症を治していないのに、何度水を抜いても同じ結果になるだけです。
「炎症を治さずに水だけ抜く」というケースが今まで多くあったために、「水を抜くとクセになる」という間違った認識が広まったんですね。
ちなみに、何度も水を抜いたことがある患者さん曰く「めっちゃ痛いよ!」とのことでした!!膝の水を抜く2日前くらいから憂うつになっていたそうです。
膝の水を抜いたことがある方ならご存知かもしれませんが、水と言っても水道から出る透明なサラサラした水ではありません。
膝に溜まる水(関節液)は、ヒアルロン酸が主な成分なのでドロドロした濁った液体になります。濁りは白血球の死骸なので、濁りが強ければ強いほど炎症が強いという目安になります。
どうしたら良いの?
膝関節に水が溜まる原因は、関節内に炎症が起きるから。そして、この炎症を治さずに水を抜くだけでは再び水が溜まる結果となります。
膝が痛いと「膝の関節が悪くなった。安静にしなくては!!」と考え、ジッとして動かなくなることが多くなるかもしれません。しかし、膝を使わない期間が長くなると、膝周りや太ももの筋肉が弱まってしまうことで支え切れずにバランスが崩れたり、体を上手く使えないようになってくると痛みが増してしまう可能性があります。
まずは膝の炎症を引き起こした原因を特定し、炎症を抑えつつ体を整えて使い方を正常に戻していきます。痛みがあると、痛みがない体勢を探して生活を送るので、ほとんどの場合は治療に来られた時点で歪んでしまっています。
残念ながら、膝の軟骨は一度失われたものは再生しません。しかし、筋肉は何歳になっても鍛えることができますので、治療をして痛みが取れてくれば筋肉の強化や屈伸運動などを取り入れ、膝の状態を回復させていきます。
まとめ
膝に水が溜まる原因と抜いたらクセになると言われる理由でした。
水が溜まる原因は膝関節の炎症を抑えようと、膝関節のを包んでいる関節包の内側にある滑膜が関節液(水)を大量に生成しているから。
そして、正確には膝の水を抜くことはクセになるわけではなく、関節内の炎症が改善 又は 治っていないことで、滑膜から再び関節液が生成されるからです。
膝の水を引かせたいのであれば、膝関節の炎症を治す必要があります。
「膝の水のために、もう注射したくない」このようにお考えの方は、すざく鍼灸整骨院にご相談ください!!
柔道整復師・鍼灸師
赤星秀一 監修
すざく鍼灸整骨院
【福岡県 太宰府市・大野城市・春日市で体の痛みや不調にお困りでしたら、すざく鍼灸整骨院にお任せください!】
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