こんにちは!太宰府市朱雀にある「すざく鍼灸整骨院」です。
今回は交通事故を起こしてしまったときのことを詳しくご説明していこうかと思います。
2016年の交通事故件数は
発生件数 49万9,201件
うち
死亡事故 3,790件
重傷事故件数 3万5,308件
軽傷事故件数 46万0031件
これだけの事故が起きており、悲しいことに亡くなった方は3,904人いらっしゃいます。
もちろん、事故は起こさないに越したことはありませんが万が一にも交通事故を起こしてしまった場合、どうしたらいのでしょうか?特に事故で体を痛めてしまった場合、きちんと治療するにはどうすれば良いのか説明していきます。
交通事故を起こしたら
交通事故を起こした(あってしまった)時は慌てず、まずは同乗者や相手側の無事を確認しましょう。
痛いところはないか?
気分は悪くないか?
自分も含め、事故にあった方々全員の確認をとりましょう。
警察へ電話
事故にあった方々の無事が確認できたら警察に連絡しましょう。ちなみに、交通事故の警察への届出は道交法72条1項に定められた義務なので、違反すると罰則もあります。体に異変がある方がいれば救急車を呼ぶ必要があります。特に気分が悪い・頭が痛いなどを訴える方がいれば、無理に動かさないようにして、電話で救急隊員の対処法に従いましょう。
警察が来れば実況見分が始まります。事故の状況などをできるだけ正確に伝えましょう。
保険会社へTEL
事故にあったことを伝えて、今どのような状況なのか伝えましょう。この時に相手の名前、生年月日、連絡先、保険会社名を聞いて伝えられると、今後の話しがスムーズに進みます。
病院へ
救急車を呼ぶような出血や骨折などの明らかな外傷がない場合、すべての事故は物損事故(人の死傷がなく車や建造物だけの損壊)として取り扱われます。病院へ行き事故から痛みが出たところをすべて伝え、適切な検査や診断をしてもらいます。
事故から2週間以内には病院へ行き、必ず診断書を書いてもらい、受け取りましょう。
警察へ行く
治療をする場合ここが1番大事と言っても過言ではないので間違えないようにしましょう。原則的に人身事故でなければ自賠責保険は使えません。ほとんどの事故は初めは物損事故扱いになっているので、人身事故扱いにして治療を受けるには警察署に診断書を提出する必要があります。診断書を提出するのは事故の実況見分に来てくれた警察署の担当警察官に提出します。間違っても、最寄りの警察署や交番には提出しないようにしましょう。
保険会社へTEL
ここで保険会社に連絡したら、どこの整骨院で治療したいという旨を伝えます。
通院
ここからようやく通院となります。多くの場合は保険会社から事前に「交通事故で〇〇さんが見えられます」という連絡が入っているので緊張されなくても大丈夫です。
*ちなみに、診断書を警察署に提出する前にコピーをとって、整骨院に提出していただけると非常に助かります。
どこが補償してくれるの?
車検の時に「自賠責保険」を払われていると思いますが、正式名称は「自動車損害賠償責任保険」と言います。ここで補償されるものは治療費・慰謝料・通院(交通)費・休業補償の4つがあり、上限120万円までなので超えた分は保険会社が負担します。
治療費
自賠責保険適応になると基本的に患者さんの負担はありません。
慰謝料
1回治療を受けるたびに1日当たり4,200円の慰謝料が支払われますが、通えば通っただけ支払われるというものではありません。1ヶ月のMAX金額も126,000円と決められています。
慰謝料の計算方法は
実通院日数 × 2 × 4,200円
治療期間 × 4,200円
この計算方法で安い金額の方が適応されます。
通院(交通)費
整骨院に通う場合の交通費も補償対象になります。
徒歩・自転車:0円
バイク・車:1㎞あたり15円
バス・電車:往復分全額
タクシー・高速・駐車場代:理由と領収証が必要
タクシー・高速・駐車場を利用する場合は、領収証が必ず必要になるので絶対に毎回もらいましょう。バスや電車は領収書は不要です。
休業補償
休業補償とは事故でケガをしたことにより、治療中の期間働けずに給与(ボーナス)が一部または全額支払れなかった時に、自賠責保険が補償してくれるものです。会社員・パート・個人事業主・アルバイト・主婦の方まで補償対象となり、最低5,700円~最高19,000円が治療日数分補償されます。子供は収入がなく、会社役員は役員手当てがあるので補償されません。
計算方法は
前月から3ヶ月の総支給/90✖0.8
前年度の源泉徴収/365✖0.8
この計算方法で高い方が適応されて支払われます。
この4つの補償を自賠責保険が120万円まで補償してくれますが、これらには例外もあります。また、自分で手続きをしようとするとかなりの書類を書くことになり、時間もかかるので、ぜひお任せください。ご相談は無料です。
自賠責保険と任意保険の違い
任意保険・自賠責保険とも交通事故によって発生した損害賠償を補償してくれる保険なんですが、自賠責保険と任意保険の違いがよく分からない方もいると思うので、簡単にご説明します。
自賠責保険
自賠責とは人身事故の被害者を救済するための保険で、被害者の最低限の補償を確保するものです。自賠法に基づき加入が義務されています。車両や建物などの物損事故には非対応で人身事故のみ対応します。
任意保険
保険会社が売り出している保険なので加入は自由で、自賠責保険では足りない部分を補うものです。任意保険は保険会社の商品なので対人・人身・対物・車両・水没・地震など幅広い対応が可能になっています。
交通事故治療
交通事故でのケガは後遺症が残りやすくなるので、症状が軽いからと放っておかずに専門家の治療を受けるのをおすすめします。
また、近くの病院や整骨院と仕事の勤務時間や休みなどで治療が満足に受けられない場合もご相談ください。それでは当院の交通事故での治療法を紹介させていただきます。
手技
固まってしまって動きが悪くなった関節や表層の筋肉を正常な状態に戻す治療です。筋肉や関節の動きが悪いまま放置してしまうと継続的な痛みや日常生活で支障をきたす可能性があります。
電気治療
筋肉や関節の血液の流れや炎症を取り除きます。。痛みの原因になる発痛物質や疲労物質を血流を良くして流してあげる治療です。
矯正治療
体の筋肉は例外を除き、そのほとんどは骨から骨につながっています。そのため背骨や骨盤にズレが生じていると筋肉の痛みや循環が悪くなる1番の原因となり、いろんな治療の効果も薄くなってしまう可能性も大いにあるので、痛みを根本的に取り除くため矯正を行います。
鍼灸治療
鍼では手技や電気治療では届かない、固まってしまった深い筋肉や炎症を取り除いていきます。
鍼に苦手意識がある患者様も多くいらっしゃいますが、髪の毛よりも細い鍼を使用しているのでほとんど痛みはありません。
表層の筋肉だけではなく深部の筋肉にもアプローチすることで治療の効果を倍増させます。
また、お灸も昔のように肌に火傷させるような治療ではなく、心地よい熱を加えて副交感神経(リラックスさせる神経)を優位にして自律神経の乱れを抑えてくれます。
交通事故での治療を紹介しましたが、患者様1人1人のお体の状態や症状により最適な治療法を選択させていただきます。心配事や疑問があればその都度ご相談ください。無理に苦手な治療を施すこともありません。
まずはお電話でお気軽にご相談ください。
すざく鍼灸整骨院
福岡県太宰府市朱雀6丁目1-20-103号
TEL:092-287-1836