こんにちは!
太宰府市 朱雀(朱雀大路交差点)にあるすざく鍼灸整骨院です。
最近寒くなってきましたね。
「昼は暖かいんですが、夜は冷えますねぇ」なんて話していましたが、朝からも寒くて保育園に行く子供たちの洋服を長袖に変えました。
のに、肌寒い日から急に夏日になって暑かったりと、気温の差が激しく風邪を引きやすい季節とも言えますね。
気温さが激しいと肩こり・頭痛が悪化しやすくなります。
今回は、「肩こりからくる頭痛の正体と正しい対処法」について、書いていきます。
これを読むことで、肩こりからくる頭痛の正体と正しい対処法を知ることができます。
肩こりや背中の筋肉のハリのせいで頭痛を引き起こしてしまう頭痛のことを、正式名称では「緊張性頭痛」と言います。
患者さんはよく「偏頭痛で。。。」とお話しされて、ネットなどで「偏頭痛 治し方」と検索してサイトに書いてある対処法を実践されます。
しかし、緊張性頭痛と偏頭痛は慢性頭痛という点は同じでも、対処法は全く違ってくるので間違った対処法で頭痛を悪化させてしまった方もたくさんいらっしゃいます。
慢性頭痛とは?
慢性頭痛とは「慢性 = 長期間」という意味で、数年・数十年と長期間に渡る頭痛のことを言い
①緊張性頭痛
②偏(片)頭痛
③群発頭痛
主にこの3種類に分類されます。
俗に言う「頭痛持ち」は日本人の3人に1人と言われ、緊張性頭痛が1番多く15歳以上の日本人の22%を占めます。
2番目は偏頭痛で8.4%で、自殺頭痛と言われるほど痛みの強い群発頭痛が慢性頭痛の中では最も少ない頭痛です。
慢性頭痛で悩まれている方は多いものですが、命に関わるような頭痛ではないので自分で正しい対処法さえ行えば症状を軽くする事ができます。
緊張性頭痛とは・・・
緊張性頭痛はグ~っと頭全体を締め付けられるような痛みが、子供~お年寄りまでどの年齢層にも発症し、短くて数十分~長ければ1週間も続く頭痛になります。
よく患者さんは「西遊記の孫悟空が付けてる締め付ける輪っかみたいに痛い」と話されます。
実は人間の頭は体重の約10%もあるのでボーリングの球くらいあり、私たちが思っている以上に重いものなんです。
また、両方で10~15㎏ある腕も肩からぶら下がっており、この頭と腕を支えるのは主に僧帽筋という筋肉で、首・肩・背中までひし形に伸びる大きな筋肉です。
上からボーリングの球を支えつつ、片方ずつに2Lのお茶のペットボトルがぶら下がっていると考えれば、なかなか酷使されている筋肉だということが分かって頂けるのではないでしょうか。
そんな酷使している僧帽筋に
‣長時間のパソコン仕事
‣うつむき姿勢(スマホの操作)
‣車の運転
‣合わない寝具の使用
‣体の冷え
‣ストレス など
これらで負担をさらに上乗せしてしまうと、首・肩周りの筋肉が緊張して硬まった状態になります。
筋肉が緊張して硬まると血流が悪くなり、筋肉内に老廃物が溜まってしまうことで痛みを司る神経を刺激して、締め付けるような痛みである緊張性頭痛が起こります。
また、ストレスから頭痛に悩まされる人は、職場での人間関係や家庭内のトラブルでのストレスが多いようです。
このようなストレスで緊張状態が長く(毎日)続くような人は、筋肉がそこまで緊張して硬くなっていなくても脳が痛みに敏感になり過ぎているので、頭痛を起こしやすくなってしまいます。
緊張性頭痛の正しい対処法・間違った対処法
緊張性頭痛は痛みがあっても仕事や家事が何とか出来てしまうのが困りどころです。
周りに迷惑をかけてまで寝込むほどでもなく、かと言って頭痛があるので仕事や家事はキツイ!!
このような方は、正しい対処法で症状を軽くしましょう。
温めてリラックス
首・肩周りを温めることで筋肉を緩め、血液の流れをスムーズにしてあげます。
そして、1番じんわり温める事ができるのは温かいお風呂にゆっくり浸かることです。
シャワーではなく湯船にゆっくり浸かることで、筋肉を緩め頭痛の痛みを引かせるだけではなく、副交感(リラックスさせる)神経を優位にしてくれるので質の良い睡眠をとることで疲労を取りやすくなります。
ストレッチ
ストレッチは肩や首を伸ばしたくなりますが、伸ばすべきは縮こまっている胸の筋肉です。
両手の指を組み、胸をグ~っと伸ばしていることを意識します。
余裕があれば左右に体を回旋させ(回し)ます
これくらいのストレッチであれば、オフィスでデスクワークしていようと・運転の多い営業だろうと場所を選ばずどこでもやれるかと思います。
「肩がこったら胸を伸ばす!!」ぜひ、覚えておいてください。
間違った対処法
肩こりを感じた時についつい無意識にやってしまう間違った対処法をご紹介します。
ストレッチ
先ほどは、肩こりからくる頭痛が起きた際に、原因である肩こりを改善させるためのストレッチでした。
ここから紹介する3つのストレッチはやってはいけないストレッチです。
頭を横に倒して首や肩を伸ばす
首の後ろを伸ばすストレッチ
肩の後ろを伸ばすストレッチ
伸ばしている感覚があって気持ち良いので、肩がこるとこのようなストレッチをしてしまいがちですね。
特に最初の頭を横に倒すストレッチは、デスクワークで肩こりを感じた際によくやってしまうのではないでしょうか??
しかし、どれも肩こりを悪化させることで頭痛を誘発してしまうストレッチです。
デスクワークやスマホの操作では猫背気味の姿勢になることが多く、常に肩や首の筋肉には伸ばされる力が加わることで肩こりになってしまいます。
なので、肩こりを起こしている筋肉をさらに伸ばせばストレッチをしている時は気持ち良くても、結果的に肩こりを悪化させ頭痛もひどくなってしまいます。
自分で揉む
肩がこると首や肩、時には頭痛がすれば頭の筋肉を揉んでしまうこともあるでしょう。
マッサージが悪いとは言いませんが、自分で揉んでしまうと揉んでいる刺激に慣れてしまうので、ドンドン押したり揉んだりする力を強くしていってしまいます。
感覚的に物足りなく感じていようとも、筋肉の強度が変わるわけではないので揉む力が強ければ強いほど筋肉は傷ついてしまいます。
当然、傷ついた筋肉は自分で修復しようとするのですが、毎日毎日・何回も何回も・モミモミ揉んでしまえば修復する時間すらなく、傷ついた箇所をまた傷つけられた筋肉は炎症を起こし、常に痛いという状況に陥ります。
また、傷ついた箇所を修復できたとしても、「筋肉を揉んだ強さに対抗できるように修復 = 硬くなって修復」されます。
硬く修復された筋肉をほぐすためにさらに強い力で揉んで筋肉が傷つき、修復されてさらに硬くなる。
これを繰り返すことで肩こりが悪化し、頭痛になってしまいます。
飲み薬
頭痛持ちになってしまうといつでも飲めるように、バックの中に頭痛薬が入っていることも珍しくない事でしょう。
頭痛持ちの方は感覚的に「あっ、今日は頭痛出るかも。」というのが分かるので、痛くなくても予防のために頭痛薬を飲まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか??
しかし、頭痛薬を飲み過ぎると頭痛が悪化するって知ってましたか??
「痛い」「苦しい」というのは体に異常が起きた時のサインの役割を果たしているのですが、頭痛薬はこのサインを無理に切ってしまっている状態です。
あまりにも無理にサインを切ってしまうと、体が痛みに対して過剰に反応しすぎるようになります。これを「薬物乱用頭痛」と言います。
1番忘れてはならないことは痛み止めは痛みを一時的に抑えるだけで、治すためのものではないということ!!
勘違いされている方も多いので、絶対に忘れないようにしましょう。
まとめ
肩こりからくる頭痛 ⇒ 緊張性頭痛について書かせていただきました。
緊張性頭痛は偏頭痛とは別物なので、対処法も変わってきます。
「肩こりからの頭痛がひどすぎて、お守りとして頭痛薬は常に持っている」という方は危険信号です。
もっともっと悪化する恐れがありますので、しっかり治療されてはいかがでしょうか・・・・。
柔道整復師・鍼灸師
赤星秀一 監修
すざく鍼灸整骨院
【福岡県 太宰府市・大野城市・春日市で体の痛みや不調にお困りでしたら、すざく鍼灸整骨院にお任せください!】
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