こんにちは！
太宰府市 朱雀（朱雀大路交差点）のすざく鍼灸整骨院 院長の赤星です。
当院の患者さんに肩が痛くて仕方なく、病院でレントゲンを撮って診察を受けた結果「五十肩」と診断された方が何人かいらっしゃいます。
診断を受けた結果「五十肩と診断されたのにシップと痛み止めだけもらって痛みが引かない」「なんでレントゲンを撮るの？」「そもそも五十肩って何？」という質問をされることがあります。
なので、今回は五十肩について簡単ながら説明をさせて頂こうかと思います。
五十肩って何？
そもそも五十肩って何のこと言っているかというと・・・・
中年以降40～50代で最も多く発症しますが、30代や70代で発症する人も多く一概には言えません。
広義では肩関節を含めた周りの組織が炎症をき起こす肩関節周囲炎 又は 狭義では痛みと関節が固まることによって肩がガチガチになって動かない凍結肩のことを言います。
ちょっと複雑な言い方でしたが・・・
特に原因はハッキリしてないけど、肩関節周りが炎症を起こして痛み（疼痛）と動かしにくさ（運動制限）を引き起こしてしまうものを総称して五十肩と言うのです。
中年以降の男性が五十肩に苦しんでいるイメージですが、実は中年女性の方が多い症状です。
五十肩の症状は3段階に分類されます。
炎症期
発症～2週間程度は1番痛みが強いですが、無理をすれば肩を動かすことができます
炎症を起こした筋肉や腱から周辺組織に炎症が広がる場合もあり、肩関節周り～上腕の広い範囲に激しい痛みを感じます。この時期は安静時痛と夜間痛が強いのが特徴です。
慢性期
急性期が過ぎて、6ヶ月までの慢性期になると痛み自体は軽減します。ごく稀にそのまま治ってしまう人もいます。
痛みは軽減していますが、無理に動かそうとすれば痛みが出ます。肩関節の動きが制限されており、肩関節の内旋・外旋の運動制限が残りやすくなります。
回復期
回復期（発症から1年）になると運動制限と痛みが改善し、次第に肩を動かしやすくなります。回復期になると自然と痛みが引く人も多くなります。
発症から約1年くらいで痛みは引きますが、1年間痛みに耐えるのはかなりの苦痛で、完治したわけではありません。
痛みが引かない
「薬を飲んだ・湿布も貼った、なのに数ヶ月経っても痛みが引かない！」このような方はもいらっしゃいます。
炎症が収まっても痛いのは五十肩で数ヶ月～1年もの間、肩関節をまともに動かしてなかったので、筋肉・関節・靭帯が固まってしまい血流も悪くるので痛いままなのです。
また、痛くない姿勢をとろうと体に無理な歪みが発生しているので、痛みが取れないことが多々あります。
こんな時は炎症を抑える治療ではなく、歪みを整えて肩を動かしやすくすることで痛みが大幅に改善します。
なんでレントゲンを撮るの？
「骨が折れたわけではないのに、なんでレントゲンを撮るの？」と不思議がられる患者さんもいらっしゃいます。
五十肩と確定診断をするためではなく、五十肩はレントゲン写真では特に異常がないのがひとつの特徴だからです。
レントゲン検査をする真の意味は、骨腫瘍・石灰沈着性腱板炎などの全く違う疾患を否定できるということ(除外診断といいます)にあります。
つまり、五十肩以外の病気をきちんと見逃さないためにあるのです。
まとめ
これが五十肩で来院された患者さんの疑問をまとめてみました。五十肩は1年で痛みが引きますが、放置すると肩は動かなくなるし痛みが引かないこともあります。
そんな時は、すざく鍼灸整骨院の治療が役に立つのではないかと思います。
すざく鍼灸整骨院
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