こんにちは！
太宰府市 朱雀（朱雀大路交差点）のすざく鍼灸整骨院 院長の赤星です。
早いもので、もう12月ですね。
年末ということもあり、お仕事が忙しく「いつもよりも疲れてる」と言う患者さんも多くなってきました。
疲れが溜まってくると体は無意識のうちに楽な体勢を求めて、歪んだ姿勢をとってしまうものです。特に働き盛りの40代男性などに多く見られます。
今回は、『デスクワーク中にお尻が前に滑って行ってしまう40代の男性の対処法』について書いていきます。
これを読むことでお尻が前に滑っていかなくなり、腰痛や肩こりに悩まなくて良くなります。
デスクワークを長時間行うと、自分で気付かない内にお尻が前に滑って行ってしまい腰痛や肩こりを引き起こします。
デスクワークを長時間やっていると、どうしても腰痛や肩こりを引き起こします。多くの場合、体は痛み始める前にどうにか対処しようと姿勢を変えたり、楽な姿勢を探すのですが、その姿勢こそが実は痛みの原因だということが多々あります。
お尻が前に滑っていく姿勢
そもそも「デスクワーク中にお尻が前に滑るってどんな姿勢？」と思われるかもしれませんが、このような姿勢です。
当院にはシステムエンジニア（通称：SE）の患者さんがいらっしゃるのですが、SE業界では「SE座り」なんて呼ばれ方をします。
SEさんは1日の大半をパソコンに向かってお仕事をされているので、どうしても姿勢をキープできずお尻が滑っていってこのような姿勢になってしまいます。
現代社会では、お仕事の時間のほとんどをパソコンに向かってお仕事されるという方は多いので、SEさんに限った座り方ではありません。
SE座りをしてしまいやすい方は、イスに深く座って体重のほとんどを背もたれに預けてしまうので時間が経つにつれてドンドンお尻が前に滑っていきます。
なぜ痛くなるの？
では、なぜSE座りが腰痛や肩こりを起こしてしまうのかと言うお話しをさせて頂きます。
腰痛
背骨はもともと前弯しているものなんですが、SE座りをしていると腰の赤丸の部分を常に反ってしまい、ブリッジのような姿勢になります。
SE座りでは本人は意識していないだけで常に筋肉は緊張し使われ続けています。しかも、全然動かさないまま。
これでは、余計な負担を腰にかけ続けるので特に立とうとした動き出しなどに痛みが発生します。
肩こり・首こり
頭部の重さは体重の10％あり常に首や肩に負担はかかりますが、正しい姿勢で座っていれば体の中心で頭部を支えれるので、そこまでの負担にはなりません。
しかし、SE座りをしていると体の中心では支えることなんてできず、常に首や肩周りの筋肉を使って頭を真っ直ぐな状態にしなくてはならないため、首や肩がこってしまいます。
ひどい方は、SE座りがクセになってしまい、ひどい首や肩こりとなって慢性的な頭痛に悩まされている方も少なくありません。
対処
では、どのような対処法をすれば良いか紹介していきます。
パソコン画面の高さを見直す
SE座りをしてしまう人の多くは、パソコンの画面が自分に合っていません。
実はSE座りがクセになっている人でも、椅子に座った瞬間にお尻が滑っていくわけではありません。パソコンで仕事をしている内に、画面を見易くしようと無意識に自分を画面の位置に合わせようとしてSE座りになってしまいます。
つまり、パソコン画面が最初から見易い位置にあると、逆にSE座りをしてしまった時に見にくくなって自分のお尻が前に滑って行っていることを自覚することができます。
まずはこのような姿勢になることを意識して座り、自分の目線に合うようにパソコンの画面を調節してみてください
これだけでも、何もしないよりかはSE座りをしなくなります。
足を揃える
「脚を組んだら身体（姿勢）に悪い」このように考えられている患者さんも少なくありませんし、全くその通りです。
長時間のデスクワークはつい足を組んでしまいがちですが、足を組むとつま先が外に開いてしまうようになります。
つま先が外に開くと、両足に体重を分散して立たず片方の足だけに体重を乗せて歪んだ姿勢で立ってしまうようになり、肩こりや腰痛の原因になってしまいます。
「足を組む 」と一言で言っても、上の画像のような組み方だけではありません。
実は「自分は足を組んでいない」と思われている方でも、足首を組んでしまっている人は大勢います。
足首を組んでいる人は、自分が組んでいることに気付きません。
机の下のことなので見えていませんし、クセなので無意識でやってしまっているからです。
そこで、足を揃えて座ってみてください！！
気を付けのように足同士を引っ付けなくても結構ですので、左右の足をできるだけ真っ直ぐに。座っている時はもちろんのこと、立っている時もつま先の向きを意識して頂けたらさらに姿勢は崩れにくくなります。
また、足を揃えるだけで踏んだれるようになるので、滑って行った自分の体を支える事ができます。
両方とも今からできる対処法なので、ぜひ実践されてください。
まとめ
この対処法をしていただくと、お尻が前に滑っていくSE座りをしなくなり肩こりや腰痛に悩まされることがなくなります。
その結果、立ち上がろうとしたときやすごい痛いわけではないけれど常につきまとう腰痛、肩こりをなくすことができます。
まずは簡単にできることとして
①きちんと座ってパソコンの画面を調節する
②足を揃える
この2点だけやってみてください。
「デスクワークで毎日肩こりや頭痛を感じる」
「常に腰が痛くてトントン叩いてる」
このような方は、ぜひすざく鍼灸整骨院にご相談ください。
柔道整復師・鍼灸師
赤星秀一 監修
すざく鍼灸整骨院
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