頭痛の痛みが日によって波があるのは何で？

こんにちは！
太宰府市朱雀（朱雀大路交差点）のすざく鍼灸整骨院院長の赤星です。

頭痛って痛み出したら、どんなイイことがあっても気分は晴れません。

しかも、痛みが強ければ最悪です。

アナタの痛みの強さって日によって違いはありませんか？

今回は、「なぜ頭痛の痛みは日によって違うのか？」ということについて、書いていきます。

これを読めば、頭痛に波があっても、安心して対処できることでしょう。

頭痛は「偏頭痛」で一括りにされがちですが、偏頭痛は慢性頭痛の中の1種類なので、日によって波があるのは当たり前なんです。

また、頭痛持ちの人によって、痛み方や強さが違うのも当たり前です。

慢性頭痛のタイプを大きく分類すると、緊張性頭痛・偏頭痛・群発頭痛の3種類に分かれます。

①緊張型頭痛

痛み方	同じような痛みが毎日起こる。
場所	頭全体が締めつけられるように痛む。
頻度	頭全体・後頭部・首筋など人によってさまざま。
経過	あまりに頭痛が続きすぎると、筋肉が緊張しなくても起こる。
仕事や家事は？	きついながらも、何とかできる場合が多い。
動くと？	動くと痛みは軽くなり。頭痛を忘れてしまうほど、軽減する時もある。
頭痛以外は？	めまいや肩や首の「こり」を強く感じる。

緊張性頭痛は身体的ストレスと精神的ストレスがいくつも重なることで、首から肩・背中にかけての筋肉や頭の筋肉が緊張することで起こります。

緊張型頭痛の場合は、首や肩周りの筋肉を温めることで血流が良くなり、老廃物が流れることで痛みが軽減します。

痛み方	ときどき起こる（又は間欠的）にズキンズキン・ガンガンと、鼓動に合わせたような痛みが4～72時間続く
場所	両側のこともあるが、片側に起こることが多い。
頻度	月に1～2回程度から、多いときには週に1～2回と人によってさまざま。
経過	痛みは1～2時間でピークに達し、吐き気や嘔吐を伴うことも。
仕事や家事は？	仕事や家事が手につかないで、寝込んでしまうこともある。
動くと？	動くと痛みが悪化するので、ジッとしている方が楽。痛みが続いている時は、姿勢を変えたり、頭をちょっと傾けたりするだけでも痛みが強くなる場合もある。
頭痛以外は？	吐き気や胃のムカムカ・普段気にならない光・音・臭いが気になることも。

偏頭痛の場合は、脳に血液が行き過ぎることによって痛みが発生しているので、首や肩を温めてしまうと、さらに血液が脳に流れ込んで悪化します。

偏頭痛の場合は、首や肩回りを冷やして、脳に行く血流を抑えてあげましょう。

痛み方	目の奥がえぐられるような激痛で、痛くてじっとしていられないほどの耐え難い痛み。
場所	必ず頭の片側が痛み、片側だけの目の奥や周囲にあらわれ、上あごのあたりや頭の片側へと拡がる
頻度	1～2ヵ月間に集中してほぼ毎日起こる
経過	1日に1～2回起こり、1回の痛みは15分から3時間続く毎日ほとんど同じ時刻に痛みだす（明け方に起こることが多く、強い痛みで目が覚めてしまう）
動くと？	そもそも、痛みのあまり動き回らずにはいられない。壁に頭を打ち付けて紛らわせる人も多い。
痛み以外は？	目の充血や涙、鼻水などを伴うことがある